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新宿テレクラ。いつかどこかで…

「そうだ、思い出した。間違いない」
 歌舞伎町のとあるラブホテルの前で女と別れた帰りの道すがら、ほんの二十分ほど前にはまだ淫欲を交わしていたその女の事を思い出していた。
 つい今しがた終わったばかりの情事のことではない。その女には何年か前に一度会っていた事を思い出したのだ。



 新宿のテレクラでトワコと名乗る自称28歳の女とつながった。事情で会いたいという事で、即アポパターンだった。
 声の感じから28歳は嘘だとすぐに判った。かなり上、50代以上でもおかしくないと思っていた。だから待ち合わせ場所にちょっと派手目の50代、下手すると還暦を過ぎているかも知れない女が立っているのを見ても、大して驚かなかった。

 初めてトワコを見た時、なんとなくどこかで見覚えがあると思った。だがすぐには思い出せず、まあいいやとその事は頭の隅に追いやり、トワコと供にラブホテルに向かっている頃にはすっかり忘れ去っていた。



 トワコはスリムな体型だったが乳房はちょっと大きめだった。しかもびっくりするほど形が良い。その年齢で重力に負けていないのだ。
 更に驚いた事に、その乳房は天然。シリコンで美乳を維持していた訳ではなかったのだ。

 シャワールームで私の体を洗うトワコの手つきは妙に手慣れたもので、若い頃は風俗業の女だったのではないかと思ったほどだ。
 更に背中を洗うとき、その美乳を押し付けて身をくねらせながら乳房を使って洗うところなど、私の推測を裏付ける状況証拠の一つにはなるだろう。
 ただその事をトワコに訊ねなかったので、実際どうだったのかは判らない。


 トワコはベッドでも積極的だった。乳首舐めから始まり、その舌を徐々に下腹部に向かって這わせて焦らしながら攻めるところは玄人だ。ようやく舌が下腹部に届いたのに、トワコは肝心の部分を素通りして太股を責め始めた。

 ただでさえ焦らされて疼いていたところで私の弱点の会陰部から玉袋を舐められて、私の陽物は痛いくらいに硬くそそり勃った。
「まあ、大きいわね。入るかしら」
トワコは少し驚いたように呟いた。

 ようやく肝心な部分を舐められる時がきた。だがその前にトワコは一物にスキンを被せた。ここまで来てゴムフェラとは興醒めだった。そのせいで少し肉棒が柔らかくなった。
 その肉棒をトワコはジュボジュボと陰乱な音を立てて吸い、硬さが少し戻るとすぐに私の上に跨がった。肉棒はトワコの中に呑み込まれていく。

 トワコはゆっくりと体を上下に動かした。私は下からトワコの柔らかい美乳を手のひらで包み込んで揉み、乳首を指先で弄ぶ。そうしているとトワコの乳首はコリコリと硬くなってきた。
 一度は力を失いかけた陽物は、トワコの生暖かい肉鞘に包まれて再び完全に硬さを取り戻した。
 するとトワコは腰を浮かせて鞘から肉棒を抜き去った。
「ごめんなさい、やっぱりちょっと痛いわ。その代わり手でしてあげるから」

 トワコはスキンを取り去ると、なぜか私の棹の部分をティッシュで包み、リズミカルにしごきはじめた。
「私ね、精子が出るところを見たこと無いのよ。だからいっぱい出るところを見せて」
 どう考えても嘘だろう。確かにほとんどの場合、男達はトワコに挿入した状態でイッたのだろうが、それでも射精を一度も見た事がなかった、という事は考えにくい。

「うわ、凄い。硬くなってきた」
トワコが呟いた時、私は射精寸前になっていたのだ。射精が間近になると私の肉棒は一層硬くなる。この時こそ、本当に完全に硬くなっている、と言えるだろう。
「いきそうだよ…」
「出して出して、うわっ凄い、こんなに。凄い凄い!スリルある!スリルあるよ!!」
 私が自分の腹に白濁した粘液をドクドクと放出すると、トワコはその光景を凝視しながら感動したように叫んだ。
 まさか本当に初めて見たのだろうか。




 ホテルの前でトワコと別れた。そして一人でホテル街を歩いている時に、ようやく以前どこでトワコと会っていたのかを思い出したのだ。

 この時よりも何年か前、歌舞伎町のとあるゲームセンターでその入り口近くに設置してあるゲームをやろうと小銭を探っている時、外からオバサンが入ってきて「一万円ある?」と声をかけられた事があった。
 その時一万円はあったが、とっさの事でしかもゲームセンターの中という状況だったので、物乞いのオバサンかと思った。だから「いや、ないですよ」と答えた。オバサンは「そう」と言って再び外に立ち去った。

 もしかして立ちんぼだったのかも知れないと気づいたのはゲームセンターを出た後だった。
 オバサンは小綺麗な服装で化粧もしていた。冷静に考えてみれば物乞いがそのようないでたちをしているとは考えにくい。
 まさか立ちんぼがゲームセンターの中に入って来て客を取ろうとするなどとは全く考えもしなかったのだ。
 もしそうだったらお相手しておけば良かったと、その時ちょっと後悔した。

 それから何年も経っていたので、そのオバサンの事はすっかり忘れていたのだが、今になってようやく思い出したのだ。
 トワコの顔は、確かにゲームセンターで声をかけてきたオバサンに良く似ていた。もっとも、その時より少し老けてはいたが。
 当時立ちんぼをしていたのなら、今はテレクラに事情で会いたいと電話して客を取っていてもおかしくはない。
 その方が道に立って男に声をかけるよりは余程確実で安全だろう。
 トワコはあの時のオバサンでまず間違いないはずだ。





  遊戯所で誘われしよりいと長き
    年月を経て思い遂げしを






 偶然というイタズラが、トワコと私を、何年かの時を越えて再び廻りあわせた。
 そして今度は私の分身をトワコの秘壷に納める事ができたのだ。
 もっとも、最後は手コキでトワコに射精シーンの披露で終わってしまったのではあったが。


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新宿テレクラ。往年のトルコ嬢?

 今では『トルコ風呂』とか『トルコ嬢』という言葉は死語となっており、使われる事が無くなって久しい事は百も承知だ。
 その言葉を敢えて使ったのには理由がある。


 新宿のテレクラに入りスタンバイする。早取制のその店では電話機のランプが光る一瞬のタイミングに反応できるかどうかが勝負だ。

 何度か失敗を繰り返したが、それほど時間を経ずして繋がった電話は即アポパターン。事情があるその女性は三十代と自称していた。ただ、声の感じからもう少し上だと感じた。
 待ち合わせ場所はテレクラからそれほど離れていない歌舞伎町のハイジアというビルの一階と決まった。


 待ち合わせ場所となったハイジアの一階はだだっぴろいホールになっている。そこに据え付けられているベンチに座っていたのが電話をかけてきた女性、トミコだった。

 痩せ型の体を、色使いは少し派手目ながらも年寄り臭い衣服につつみ、背中まで伸びたすこしパサついた髪を後ろで束ねているトミコはどう見ても六十代、かなり甘く見ても五十代後半にしか見えなかった。
 顔も老けた感じは否めなかったが、見られない顔ではない。
 こんな女性相手に勃つかどうか不安だったが、せっかく電話がつながったのだし、トミコも会える事を期待をしているのだ。逃げ出す事もできたがそうはせず、トミコの前に立ち「トミコさんですか?さっきテレクラで約束した憲好です」と声をかけた。



 ホテルに入るとトミコは一緒にシャワーを浴びましょうと誘ってきた。事情で会う人にしては珍しい。
 もっともその方が金を抜き取らるなどの被害の心配が少ない。

 トミコは妙に手慣れた手つきで私の体を洗った。この時、私はトミコがただの素人オバサンでは無いと直感した。


 ベッドに仰向けに横たわる。その上をまたがる様な形でトミコが膝立ちになった。その体は痩せて、大して大きくはない乳房も肌も萎びていた。それでもトミコの手が肉棒をさすり、舌が私の乳首を弄びはじめると、欲情が涌き起こり分身はたちまち硬くなった。


 その後だった。トミコはまるでソープ嬢がマットプレイで繰り広げる様な技を次々と出してきたのだ。
 もちろんここはマットの上ではないし、ローションもないから出来る技には制約がある。それでも確か五、六種類はあったと思う。

 しかも、技を披露するたびにトミコは技の名を口にした。更にはなぜそのような名前なのか解説まで付けていた。
 一つだけ「玉を吸うから『玉吸い』」だけを今でも覚えている。

 そこで私はほぼ確信したのだ。トミコは往年のトルコ嬢だったのではないかと。
 この話は90年代後半の頃だ。トミコが仮に60歳だったとしたら、現役だったのは30年程前、つまり60年代くらいから70年代にかけてだろう。
 その頃はまだソープランドという言葉はなく、トルコ風呂と呼ばれていたはずだ。トルコ風呂と呼ばれる前だったのかも知れないが、そこまで詳しくは判らない。
 私が敢えて『トルコ嬢』と言ったのはそういう理由だ。

 最後にトミコは「ローションが無いから唾で」といって肉棒をたっぷり唾液で濡らし、さらに「ピルを飲んでいるから避妊しなくても大丈夫」と生のまま騎乗位でつながった。
 ピルを飲んでいるからではなく、とっくの昔に閉経しているから、が正しいのだろう。

 やがて快感と共にトミコの中に種を放出した。可愛そうな事に、大量の精子たちはせっかくトミコの子宮にたどり着いても、そこは卵子などとうにいなくなった荒れ野。虚しく死出の旅につかされたのだ。


 さすがに、射精した直後はこんな超熟女としてしまった事に嫌悪感が湧いた。トミコと一緒にいるだけでも苦痛で、すぐにもホテルを出て別れたかった。
 だがトミコは「二回目もあるから」というので、その気持ちに耐えていた。
 このような感じは射精直後、しばらくの間だけだ。
 やがて再びトミコの枯れた肉壷を求めて淫欲が涌き、肉棒は再び力を取り戻し始める。

 トミコの中に二回目の射精を決めると、最初よりも嫌悪感は薄れた。むしろ好きな女やなじみの風俗嬢と一戦済ませた直後の、気だるい満足感とゆったりした感じの方が大きい。
 それどころか、またお相手してもらうのも良いとその時は思ったくらいだ。






  色欲やいかにも強し遊び女の
    老ゆれし秘壷胤沃らるかな





 結局トミコとは連絡先を交換せずに別れた。
 何年か後、二回ほど新宿でトミコを見かけた事がある。
 声はかけなかった。更に顔が老けて、髪にも白いものも混じっており、さすがにちょっと、と思ったのだ。それにトミコが私の事を覚えている事はまずなかっただろうから。


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熟女初イキ

 これは「なぜか長続き」の熟女、キヨミの話。
 キヨミとの関係は長く続いているが、恥ずかしいやら情けないやら、何年もイカせる事ができなかった。もともと経験が皆無に等しかった事と、頻繁に会ってセックスしていた訳ではなかった事もあるだろう。またやる場所はキヨミの自宅の場合がほとんどで、隣近所に声が聞こえないか不安だった事もあったと思う。といいつつ、キヨミは感じていてもそんなに声を出さない。

 キヨミと、毎月一回か二回会う事が続いた時期があった。そんなある日、いつものようにキヨミの家でコトに及びたまたま流れでキヨミが上になる形で69の体勢になった。キヨミとの関係は長いが、クンニやフェラはあったがなぜか今まで69になった事が無かった。お互いの秘所を舐めあうという今までにない体験に興奮したのか恥ずかしさが快感に変わったのか、キヨミの熟れた秘所から蜜が大量に溢れて来た。

  枯れ花は口で湿らせ色づけよ
    また咲く花と悦びの声


 キヨミは咥えていた肉棒を離してしまい、扱いていた手も止まってしまった。
「なんか。。気持ち良くて舐めるのに集中できない。。」
どうも今までに経験した事が無いほどに感じている様だ。「舐めなくていいから、快感に身を任せて」
俺はキヨミのクリをリズミかるに舐め続けた。
「あ。。気持ちイイ。。」キヨミが微かに呻いた。この時どうもイッた様だ。更に舐め続けているとキヨミに止められた。
「ちょっと。。やめて。くすぐったい。なんか今まで感じた事がない気持ち良さだった。お腹から電気が走るような。」

 間違いなくキヨミはイッた。熟女になってやっと、生まれて初めて絶頂を経験したのだ。
69という今までに無い体勢と、隣に人が居ない安心感もあったのも初イキの助けになったのだろう。

 そもそも出会った時すでにいい年で、それから長い付き合いだ。顔も体も老けて来ている。だが初めてイッた後のキヨミの顔は幸せに満ちて潤んだ瞳で俺を見つめ、艶やかだった。


  初めての気を遣りうるむ瞳艶やかに
    熟女の悦び我の喜び 


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なぜだか判りません

 なぜだか判らないが、とんでもない女に惚れてしまう事がある。とんでもない、というのはイカれているとか、性格が悪いとかそういった意味ではない。単に外見だけの話である。
 私はブサ、熟、との経験が多いが、あくまでもその場限りか、続けるにしても本気になるという事は無かった。しかしヒロコの場合はなぜか違った。

 5歳年上でバツ1のヒロコとはダイヤルQ2の伝言ダイヤルで会ったのだが、彼女はサクラではない。実際に会ってみると、類猿人のようなブサで、いずれやる事をやったら捨てようかと、その時はそう思っただけだった。

 何度かデートを重ねて、初めてセックスしたとき、コンドームが無かったので外出しにしようかと聞くと、「中で出して」とヒロコは言う。「むしろ私を妊娠させてくれたらすごい感謝する」とまで言われた。もちろん外に出すより中が良いに決まっている。望み通りヒロコの中に発射した。
 後で聞いてみると、以前結婚していた時、元旦那との間には子供が出来なかった。その後元旦那が再婚し、その再婚相手はすぐに妊娠したので多分不妊なのだ、という事だった。

 そういうわけで、ヒロコとは全て生中だしだった。ある時ヒロコが上になりベッドをギシギシいわせていると、ヒロコが手を後ろに回して私の玉袋を刺激した。玉袋は私の弱点なので思わず「アアッ!!」とうめいてしまった。するとヒロコは面白がってさらに刺激を加える。たまらずヒロコの中に発射してしまった。
 以来ヒロコにいつもこのプレイを求めるようになった。

 そして気がつくと、なぜだかまったく訳がわからないが、ヒロコに本気になってしまった私がいた。確かに常に生中だしできるし、騎上位袋攻めは気持ち良いが、それだけで本気になるとも思えない。
 ヒロコは、性格にちょっと勝気なところがあり、私が年下のせいか、あしらうように扱う事もあった。そのくせベッドでは私に激しくしがみつきながらイき、さんざん甘ったれる女になる。
 そういったところに知らずのうちに惹かれてしまったのだろうか。ある意味、うまく手玉にとられたのかもしれない。きっとそうだろう。

  馬乗られふぐりさぐられ喘ぎたり
    年増女のてのひらの中


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なぜか長続き

 昔々の事、ようやくインターネットが普及をはじめた頃、今のような出会い系サイトという言葉はなくても、同じようなサービスをするサイトはその頃からあった。
 中には個人のサイトで、知り合いの独身の男女を紹介しているようなところもあった。キヨミと出会ったのはそんなサイトの一つだった。
 そのサイトでは二人の女性が紹介されていた。一人は確か3、4才年上で、もう一人は10才年上。その3、4才上の人にメールを送ったつもりが、サイトの管理人さんが勘違いをしたのか、10才上の女性から返事が返ってきた。どうしようかと思ったが、かなり年上の熟女への興味もあったのでこのまま連絡を取り合う事にした。

 キヨミはネットどころかPCももっていなかったので、私からのメールは管理人さんが印刷してキヨミにFAXし、キヨミが管理人さんに返信したFAXを、管理人さんが画像ファイルにしてメールに添付し、私に送るというかなり面倒な事をになっていた。これを数回続け、これだと大変という事で、お互いの携帯を教えあった。

 電話で連絡を取り合って、実際に会った。とても可愛いとはいえないしぽっちゃり体型だ。だが着衣の上からも明らかに胸は大きい事は判った。最後には男女の関係まで進んだ。いつもならそこで終わりか、せいぜいあと数回ヤれば終わりなのに、なぜかキヨミとはその後も続いた。
 キヨミは当時三十代後半、私は二十代後半。キヨミとしては結婚を前提にして交際し、子供が欲しいので何年も結婚しないままズルズルというのは無しにして欲しい、というつもりで交際していたし、はっきりそのように言われてもいた。ところが私は口では将来的に結婚と言うものの、本音は適当なところで別れようと思っていたのだ。

 キヨミは私を失いたくないせいか、わりとなんでも従ってくれるし、数ヶ月ほったらかしておいても怒らない上、セックスへの興味は強かったので私にとって都合が良かったというのが続いた原因だと思う。
 キヨミは男性経験がたった一度しかなく、色々と教えていく楽しさもあった。最初はペニスを握る事すらできなかったのが、最後はフェラまでできるようになったのだ。

 そんなキヨミとは何年もズルズルした挙句に最後は別れた。それが不思議な縁なのかなんなのか、また連絡を取るようになり、再び男女の関係になったのだ。

 再び連絡をとるようになって、たしか二度目に会った時、飲み屋で色々話をしていると、酔いも手伝ってお互いにそんな雰囲気になってきた。キヨミを誘ってみるとOK。そのまま飲み屋を出てホテルへ向かった。

 ミストサウナで酔いを抜いてベッドへ。キヨミの巨乳を愛撫したり吸ったり、ヴァギナに指を入れて刺激したりを繰り返し、ようやく挿入の許可。キヨミは経験した回数が少ないせいかたっぷり時間をかけたがり、いつもなかなか挿入を許してくれないのだ。
 何年かぶりのキヨミの生膣をゆっくり堪能し、やがて射精直前の感覚。「外に出そうかな」というとキヨミは「中で」。「じゃ、赤ちゃん頂戴っていってごらん」「赤ちゃん頂戴!」キヨミの熟子宮の中に胤を撒いた。

 イクまでの頭の中は淫欲で一杯で、女を孕ませる、しかも本当は好きでもない女に自分の胤を付けるという状況に強烈な興奮を覚えるのだが、いざイったとたん冷静になる。
 今日が危険日だという事は判っていた。キヨミが妊娠する可能性は低い年齢になっているのは確かだが、100%大丈夫という訳ではない。子供を欲しがっているキヨミのことだから中絶は絶対しないだろうし、結婚もせざるを得なくなる。私は常々、スリムで若くて美人な子と結婚する、と言っているので、それを聞いている友人や同僚は私とキヨミが結婚したら、口ではおめでとうと言うだろうが、腹の中では笑い飛ばすだろう。両親も、10才も年上の女という事で何を言うかわからない。
 色々考えて不安になってきた気持ちを見透かしたようにキヨミは「これから一ヶ月ドキドキだね」
 確かに、その後の一ヶ月はドキドキだった。

 妊娠はしなかった。ただその後2週間くらい、キヨミは体がほてったようになり性的な刺激にとても敏感になったらしい。もしかしたら受精はしてホルモンのバランスでそういう症状がでたのかもしれない。受精しても着床に至らなければ妊娠は成立しないから結局着床せずに終わったのかもしれない。専門家ではないのでこのあたりはわからない。

 結局、今の時点でもキヨミとは続いている。年に1、2回かもっと少ないペースで会うくらいだが。キヨミもとっくに私の本音はわかっているようで、結婚は考えなくていいから、時々セックスも有り会う、で良いといっている。
 私と知り合ってから本当に好きになったのは私だけで、他の男の事は考えられないと言っていた。いまだに好きなのだろう。だからそんな中途半端な関係でも妥協して続けようとしているのかもしれない。ある意味キヨミの人生をメチャメチャにしてしまった申し訳なさもあり、キヨミとはまだまだ続けると思う。

  気を遣りて腹膨らむを懼れたり
    判りて撒けど気の重い秋


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プロフィール

濡摩羅憲孝

Author:濡摩羅憲孝
濡摩羅 憲孝です。
セックス大好きで激細から激デブ、美少女から超ブサイク、熟女、障害者、外国人と、数々の色々な女を抱いてきました。
なのでどんな女性でも抱ける自身はあります。
色々な理由で男性に縁の薄い女性の方、いかがですか? 一夜の愛情を込めてお相手いたしますよw
まだ独身ですので、もし一夜明けた後で私に強い感情を抱いてしまった場合はご相談に応じる事ができますw

プロフ画像は右が私でございます。左は「その時のお相手」ですのでお間違えのなきようw

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