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哀れな女

 19で童貞を喪失してから2年、女は風俗でしか抱いていなかった。そんなプロの女達にも飽きが来て素人の女を抱いてみたいと思い始めた。
 ただ彼女という面倒な形にするのではなく割り切りでその場限りか、体だけの関係を続けるといったものにしたかった。テレクラというものに行ってみようと思いついたのはそんな頃だった。テレクラなら割り切りだけの相手を見つけられる可能性は高いと思ったのだ。

 とっくの昔に無くなってしまった新宿の某テレクラに入り個室で10分ほど待つと、早くも電話機のランプが点滅を始めた。素早くフックを離す。つながった。初のテレクラで初のコールが取れてしまった。かなり運がいい。
 女は典子と名乗った。2才上とその時は言っていたが、後でもう少し上だと判った。実際には5、6才上だったろう。でも結局最後まで本当の年は教えてくれなかった。5分ほど話をして早速その日のうちに逢う事になった。テレクラ用語でいう「即アポ」だ。
 
 待ち合わせ場所に行くと典子がやってきた。即アポの場合ひやかしやスッポカシが多いのだが初テレクラ即アポで実際会えたのだからかなり運がいい。
 と、言いたいところだが典子は小太りで髪もボサボサ。タレ目で団子鼻。ずばりブサイクである。かなり引いたがどうせこの場限りの関係と思っていたし、穴があればという事で典子を相手にしようと決めた。初めての素人女がこれではやはり運が悪い。
 
 そのままホテルに直行した訳ではなく、典子が小田原に行きたいというので小田原まで行き、また新宿まで戻りと、一体なにをやっているんだろうと思いながらの小旅行をして、夕方ようやくホテルに入った。それまでに、テレクラで今日出合ったばかりなのに典子は本気で交際を望んでいそうだと感じた。もちろん私もセックスする機会を失いたくないから、話を合わせてその気にさせていたのもある。

 ホテルでは、典子は夏だというのにシャワーを浴びず、私だけシャワーを浴びさせた。シャワーを終えると典子は全裸で待っていた。典子は小太りだが胸は大きかった。二つの乳房の間に大きな傷跡があった。心臓の手術をした跡だという。
 ベッドに入ると、典子は私に体のあちこちを舐めるように強要した。また生理中だというのにマンコをベロベロ舐める事までさせられた。多分年下男に汚い自分の体や生理中のマンコを舐めさせる事で興奮したのだろう。
 典子が私のペニスを舐めはじめた。十分に硬くなると典子はコンドームを被せて上に覆いかぶさってきた。妙な事に、典子が上から私のモノを入れようとするのに上手く入らない。いきなり「これがあるからかなぁ、取っちゃおう」とコンドームを外してしまった。そして横たわると私に上になるように言った。そしてそのまま私のペニスは典子の中を生のまま貫いた。
 やがてイキそうになり典子に外に出すよ、というと典子は「生で入れちゃったらもう同じよ!!このまま出して!!」と私の腰を両足で強く挟みつけ抜かせまいとした。そのままブサイク女の胎内に精液を放った。

 本当の悪運はその後だった。一戦終えてシャワーから出てくると典子は既に服を着て険しい顔で待っていた。「自分が何したか判ってるよね。もしもの時のためにちゃんと学生証見せて」典子の剣幕に押されて私は学生証を見せてしまった。典子は住所と電話番号を手帳にメモするとにっこりと笑い「これからちゃんと付き合ってね。あと妊娠してたら結婚よ。もう成人なんだから自分にした事の責任取れるよね」
 それからしばらく、強制的に交際させられる事になった。幸い妊娠はしていなかった。なんとか別れる事もできた。

 典子はなぜここまでして私に交際を迫ったか教えてくれた。
 私とテレクラで出会う少し前、典子は婚約者から捨てられたらしい。そして傷心を癒すためテレクラに電話をかけたところたまたま出合ったのが私で、私が別れた婚約者にとても良く似ていたのだそうだ。それで私に本気になってしまい、中出しと強制的に連絡先を押さえることで無理に交際を迫ったという事だ。
 典子の言った事なのでどこまで本当なのかわからないがもし本当だとしたら哀れな女である。

  哀れかな悲しき女の傷ごころ
    子胤求めて心得られず


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これって?

 「ヤングレディ」での出来事である。この頃はどんな嬢が出てくるかというのが楽しみで、リクエストは一切無くフリーで入るのが常だった。その時ついてくれたのが、マリさんだった。初回はなんという事もなく、ただ話も合ったし、ちょっといい感じの嬢だったのでしばらくして再度マリさん指名で入った。
 その時、マリさんは唐突にこんな事を言い出した。「今、ここのお店の子と賭けをしてるのよ。6月までに、先に結婚できたら10万円もらえるの」
 その時が12月だったから残り半年で出会ってスピード結婚するしかない。あまり長い時間だと実現性が高くなってくるので賭けとしてはこれくらい無茶でちょうど良いかもしれない。

 やる事を済ませて残り時間をくつろいでいると、マリさん突然「ダブルにしない?」と言い出した。お金がもう無いと答えると「いいの、サービス料一回分だけでいいから」ってマジですか。でも結局お言葉に甘えてダブルでもう一回マリさんと絡み合った。

 こんな事は一度限りだろうと思いながらも、またもやマリさんを指名した。ところがその時もサービス料は一回分だけでダブルにしてくれた上、「あたしお昼までだから今日より一時間早く来てくれたらトリプルでゆっくり出来るわよ」ホントですか。

 結局その次の時、マリさん持ちでトリプルの時間をゆっくり満喫してしまったのだ。馬鹿な事にそれまで気づかなかったのだが、こういう店ではサービス料は嬢の取り分、入浴料はお店の取り分だ。つまりトリプルにした場合一回分のサービス料12,000円は入浴料4,000円3回分の12,000円に全て消えてしまう事になる。ちなみにこの頃は「ヤングレディ」も普通の格安店並の料金になっていて、もはや9995円ではなかった。
 この事をマリさんに言うと「あなたとゆっくり出来るならいいの。これで今日は上がるから他の嫌なお客さんの相手しなくても済むし」

 嬉しいような怖いような、だったが結局その後3~4回ほどマリさんの自腹で遊んでしまった。その後、怖くなった訳ではなく単に他のお店でも遊びたくなり「ヤングレディ」にあまり行かない日が続いた。マリさんともそれっきりになってしまった。

 それにしてもマリさんはなんでそこまでしてくれたのだろう。指名を取るためなら、自腹にして稼ぎが無くなってしまうので意味はない。気になるのは例の結婚の賭け。もしかしたら賭けに勝つために私と結婚しようと、そこまでしてくれたのかもしれない。
 適当な時期を見計らい、ウソでも「あなたの事が好き。だから自分で入浴料を払ってでもあなたといたかったの」とかなんとか言って、万一断られたら「なら今まで私が出して来たお金全部返してちょうだい」のような展開も考えていたかも知れない。
 もしそうだとしたら、あの後もマリさん通いを続けていたらならば、マリさんと結婚していたかも知れない。仮にそうなったとしてもソープ嬢が客と本気になるとは思えないし、結局は賭けのため。それに自称年齢で私より1歳年上、たぶん本当は4、5才上(他のソープ嬢によると普通は3、4才サバを読んでいるらしい)の元ソープ嬢姉さん女房が、一介のサラリーマンの給料に満足できるとも思えない。いずれ離婚する事になっただろう。

  こはいかに嬢の自腹で長遊び
    真意(おもい)知ること今やかなわず


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初めての女

初めて女を知ったのは19歳の春。一浪して都内の某大学に合格した私は自分へのご褒美としてソープランドに行く事にした。残念ながら中学・高校と「彼女」には縁が無かった。浪人中は女と交際するなどという不謹慎な事もできず、この年まで童貞のまま過ごして来たのだ。
 とはいえ、浪人生活でバイトなどできるはずもなく、「小遣い」という形で親の脛をかじったわずかばかりの金が少々あるだけ。とても高級店などというところには行けないし、数万円程度の大衆店ですら手が出せない状態だった。もちろん合格祝い、という事で親戚からまとまったお金をもらってはいたが、そういうお金を風俗につぎ込むこともしたくなかった。

 そんな時たまたま読んだ風俗誌で「風俗紹介所」というものがある事を知り、ある紹介所に電話をして新宿で一番安いソープランドはどこか訪ねた。風俗誌を見ても、格安店と呼ばれるところで1万数千円が最低額だから、これを切るようなところは無いだろうと思っていたらその紹介所から思いもしなかったほど安いソープを教えられた。新宿の今はもう無くなってしまった「ヤングレディ」という店だ。総額で9,995円。この半端な金額の理由は後で。

 破格の格安店なので女の子は期待できない、と紹介所の人に言われていたがこの際文句は無い。童貞喪失の期待に胸を膨らませて早速新宿に向かった。
 フロントで胸が大きめの子とお願いし、待合室で待つ事5~6分。フロントのお兄さんに呼ばれて対面したのはあつ子さんという20代後半くらいの嬢だ。胸は確かに大きいが、お世辞にも可愛いとは言えない。これは格安店だから仕方がないだろう。当たる可能性もあるがハズれる率の方が高い。

 あつ子さんに体を洗ってもらい、ベッドでなすがままに。ペニスにコンドームを被せられ、次にあつ子さんの口がその上を覆う。同時に玉をそっと指先で刺激され思わず「アアッ!」と声を上げた。やがてあつ子さんが私の上にまたがった。あつ子さんの中にペニスが吸い込まれていくところが見えた。ついに童貞喪失。
 あつ子さんは私がほとんど未経験か童貞と判ったようでゆっくり腰を動かした。初めてのヴァギナの感触は、ペニスが生暖かいものに包まれている感じと、根元だけが締め付けられている感じだった。

 下からあつ子さんの大きな胸を目に焼き付けながら持ち上げるようにして揉みしだいているとやがて下半身に込み上げてくる独特の感じに襲われ、それが爆発した。射精の瞬間「アッアアアッッ!」と喘いだが最後の一滴まで発射し終えてもあつ子さんは動きを止めなかった。
 このまま抜かずに二発目狙いができるかなと思ったが、しばらくするとペニスが萎えはじめた。あつ子さんは「あれ、柔らかくなっちゃったね」とコンドームを確認して初めて私がイっていた事を知った。「イっちゃってたんだね。すぐに柔らかくならなかったから、イったの判らなかったよ。さっすが19才」と言ってあつ子さんは私に微笑んだ。
 私にとってそれは天使の微笑みだった。ソープ嬢でも、可愛くなくてもそんな事はどうでもいい。あつ子さんは今でも私の心の中の天使である。

  初めては遊女なれども忘れ得ず
    とわに残れる天使の微笑み

 ところで、9,995円の謎(という程でもない)だが、普通9,995円と言われてちょうど出す人はいない。ほとんどの人は一万円札を出すだろう。すると5円のお釣りなのだが、あつ子さんからもらったお釣りはピンク色の紙の小袋に入っていた。その袋に印刷されていたのが「ご縁がありますように」
 なんともくだらない駄洒落であるが、この手のお店は意外と縁起かつぎを大事にするところが多い。それを考えると、なんともシャレた趣向にも思えてくる。


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女の色道旅の前

 このブログは私、濡摩羅 憲孝が歩いてきたさまざまな女との性の思い出を、思い出すままつらつら綴ってみたものだ。記事の順番も時系列ではない。
 ただ体験を書くだけでは芸が無いので、女との思い出をモチーフに下手な和歌など作って最後に付け加えてみた。

 えてしてこの手の読み物は面白くない。まして、和歌とも言葉を適当に並べたともつかない余計なものが付いていたらなおさらだろう。ついでに読んでもらえれば判る通り私には文才が無い。でもここは一つ、こんなものでも読みたいと思ってくれる人もいるかも知れないと思い、公開してみる事にした。

 言うまでも無くこのシリーズは内容からして18禁である。だからアダルトジャンルにしてある。なので18才未満の人はどうか読まないで欲しい。

 もしかしたら、一部の話をどこかで読んだような話だと思う人がいるかも知れない。それは気のせいではないと思う。いくつかは、ネットの掲示板や投稿体験談に載せたものも含まれているからだ。だから決してパクリではない。
 その時とは微妙に話が違っているかも知れないが、それは時間が経った事で今は忘れて記憶があやふやになったり、逆に今になって思い出したりしたところだ。また掲示板などでは微妙に脚色したりしているせいもある。ここでは脚色なくあった事を思い出せる限りできるだけそのまま書いていくつもりだ。
 それから文中に出てくる女達の名前は仮名なので予めお断りしておく。名前が同じで年恰好がよく合っている女性が知り合いにいたとしても、間違いなくその人とは別人である。

 また、この話はかつてファイル共有ソフトWinnyで、ブログタイトルと同じファイル名で放流していたものだ。ファイル共有は今では色々問題もありだいぶ廃れてきているようなので、今回ブログという形にした。

 さて、前置きはこれくらいにして、そろそろ思い出話の駄文を書いていこうと思う。


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プロフィール

濡摩羅憲孝

Author:濡摩羅憲孝
濡摩羅 憲孝です。
セックス大好きで激細から激デブ、美少女から超ブサイク、熟女、障害者、外国人と、数々の色々な女を抱いてきました。
なのでどんな女性でも抱ける自身はあります。
色々な理由で男性に縁の薄い女性の方、いかがですか? 一夜の愛情を込めてお相手いたしますよw
まだ独身ですので、もし一夜明けた後で私に強い感情を抱いてしまった場合はご相談に応じる事ができますw

プロフ画像は右が私でございます。左は「その時のお相手」ですのでお間違えのなきようw

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