アメリカから来た留学生
今は閉鎖されてしまったある海外のSNSで、シャルロットというアメリカ人留学生と知り合った。シャルロットはもちろん仮名だ。
まるでフランス人のような名前を仮名にしたのは、本名もフランス的な響きを持つ名前だからだ。
留学生とは言っても大学院生で、SNSで知り合った時点で修士課程。実際に会った頃には博士課程に進んでいて既に29歳になっていた。
シャルロットとは、件のSNSのメッセージ機能から、メールアドレスを交換し、とお決まりのパターンで始まった。
だがある時からメールの返信が一切無くなった。
勉強が忙しくなったか彼氏でも出来たのだろうと思い、メールを送るのを止めてから一年ほど経った頃、突然シャルロットからメールが来た。もちろん来るものは拒まず。返信を返した。
シャルロットが言うには修士課程修了に向けての研究論文が忙しくなり、返信できなかったのだそうだ。
学部の卒論ならある程度いい加減でも通してくれるが、大学院ともなればそうも行くまいから、さもありなん、と言うところだ。
何度かメールをやりとりする内に、会おうという事になった。シャルロットが住んでいるのは東京から在来線で小一時間ほどかかる、とある市だ。
彼女の大学はそこから一度東京に出て都心部を横切り、更にその先まで行った場所にあるから、学校に通う事だけで一苦労だ。
だからせっかくの休みに東京まで来てもらうのも悪いので、私がシャルロットの住む街の近くまで出向く事にした。
既にSNSのプロファイルの写真を見て判っていた事だが、シャルロットはかなりの大柄だ。ただ西洋人の太り方の特徴なのだろうか、大柄ながらもくびれるところはしっかりくびれている。背も私より少し高い。
プロファイルの画像は数年前に撮られたものだったから、会ってみると撮影時よりは年を取っていた。
ブロンドでウェーブがかかった髪を、首筋のあたりまで短くしていた。
やはり白人だけあって、肌の色は白い。毛細血管が透けるのか、やや赤みがかってみえる。良く見れば細かい金の産毛が多いが、これは白人なら大抵そうだ。こんな事を気にしていては白人女性とは付き合えない。
そして瞳は吸い込まれそうになるほど綺麗な青灰色だ。
取り敢えず、と入った喫茶店で結構色々な話で盛り上がり、話し込んでしまった。
シャルロットは日本に留学しているくらいだからもちろん日本語はできるが、やはり英語の方がリラックスして会話できるようだ。メールのやりとりは全部英語だったから、シャルロットは私が英語も少しはできる事を知っている。
「あなたとは自然な感じで話ができるわ。」
「なぜ?どういうこと?」
「今、私アメリカにいる時と同じ早さで話しているのよ。ほとんどの日本人は、英語ができる人でもこの早さだと聞き取れないみたいなの。」
本当のところは聞き取れない言葉もあり、なんとか判る範囲の言葉から言っている事を推測していたのだ。聞き取るだけで一杯になっていたのだ。
また聞き取りは、練習というほどの事ではないけれど、イギリスのBBCのインターネットラジオをたま聞いていたので、アメリカの発音は苦手だったのだ。
その事を言うとシャルロットは
「でも会話できるんだからノープロブレムよ」
と笑った。
そこから英語の発音の話になり、私がブッシュ前大統領の英語はこう聞こえて全く聞き取れないと、鼻から声を出すようにしてファオファオニャオニャオと言うと、シャルロットは大笑いした。
「彼の英語はテキサスなまりね。あまりきれいな発音じゃないわ。」
なるほどBBCをたまに聞く程度では、聞き取れなくて当然だったようだ。
話が盛り上がってくると、シャルロットが突然こう言い出した。
「私ね、今すごい幸せに感じてるの。私の目を見てくれる?」
話している間気付かなかったが、改めて言われてみると、いつの間にか瞳の色が青灰色から深いコバルトブルーになっていた。その事を言うと、
「やっぱりね。私、幸せを感じると瞳の色が青く変わるのよ。」
瞳の色が変わるという事初めて知った。多分精神状態で瞳孔の開き加減がかわるとか、そんな理由なのだろう。
テーブルにおかれたシャルロットの腕に私の腕を重ねてみた。
拒否はされなかった。それどころか私の手を引き寄せて手の甲を自分の頬に押し当ててうっとりと目を閉じた。
「二人きりになれる場所に行かないか?」
脈あり、と思いシャルロットを誘った。シャルロットは数秒考えて、いいわ、と答えて、その後に付け加えた。
「まさか今日こうなるとは思わなかったけど。」
ホテルの部屋はブラックライトで群青色に照明されて、壁や天井はそれに反応して光る塗料で彩色された絵が描かれていた。
ロマンチックな雰囲気の中シャルロットと私はシャワーも浴びずに抱き合いキスしあいながらベッドに倒れこんだ。
欧米人の感覚では、セックスの前にシャワーを浴びる考えが無い、と何かで読んだ。
汗などの匂いまで含めてナチュラルなままセックスを楽しむのが当たり前。シャワーを先に浴びてしまったらせっかくのナチュラルな匂いを消してしまう。そんな事をするのが理解できないらしい。
これを野蛮ととるか、匂いまで含めて相手を愛する事ができるととるかは個人の自由だ。
これは、特に腋下から分泌されるフェロモンの匂いを感じながらやりたい、と無意識の内に思っているからだ、などとする人もいるが、フェロモンなるものの匂いなど嗅いだ事もないし判らない。今一つ説得力に欠ける説だ。
私の場合、日本人だからセックスの前にシャワーを浴びるか風呂に入るという頭がまずある。だが汗の匂いが付いたままの体を弄び、塩辛い肌を舐めまわすところにフェチ的な興奮と快楽を覚える。
ひとしきりハグとディープなキスを交わし合うと、シャルロットは私の服を脱がせ始めた。たちまち全ての衣服が取り去られる。
シャルロットは私の一物を口に含み、亀頭を舌で転がした。博士課程まで進んだアメリカ人が私にそんな事をしていると思うとたまらなく興奮して一物は大きくそそり勃った。
するとシャルロットはベッドの上に膝立ちになり、私を焦らすようにゆっくりと一枚ずつ服を脱ぎ始めた。その間じっと私の目を見つめ、妖しく微笑んでいる。
ようやくシャルロットの全てがあらわになった。
大柄な体ではあるが、くびれている腰。太っているとか、ましてデブなどとは言いたくない。
ブラックライトの下でも判る真っ白な肌。
巨大な乳房は年齢のせいもあり重力に逆らえなくなっていたが、それでもまだ美しく見えた。
その二つの頂上には淡い色の乳首。乳輪は大きめだが乳房全体の大きさと比べればバランスが取れている。
二つの乳房の間には、汗のせいかいくつもの湿疹ができていた。だがそれは気にならなかった。
下腹部には、髪と同じ金色の茂み。毛の量が少な目だ。金毛のため少なく見えただけかもしれない。
生まれたままのシャルロットは暫く艶しいポーズを取り、そして私の横に横たわった。
今度は私がシャルロットを愛撫し、舐める番だ。
彼女の大柄な体をもて余しながらも前戯を続けていると、シャルロットは「ウーンッ、アーッ」と声をあげはじめた。
「オー、イェアー!!シーッ!ハーッ!!」なんていうのはアダルトビデオの中だけの話だ。
シャルロットの秘処を舐める。彼女のそこはあまり匂いがきつくなかった。ただやはり造りが少し大きい。
やがてシャルロットが「入れて」と頼んだところで挿入。
欧米人は避妊や性病の予防の感覚が強いので、何も言われなくてもコンドームを使う。
シャルロットの中は予想通り大きかった。だから少し緩く感じたが、それでも気持ち良かった。
やがてシャルロットは、それまで「ウーンッ、アーンッ」と声をだしていたのが急に甲高い声で「アンッ!」と言うと力が抜けた。
「イッたの?」
「イッたよ。今度はあなたの番ね。」
そして私は緩くても気持ちの良いシャルロットで射精した。
珍しく、イッた後も離れたくならなかった。
多分気持ちが少し本気になっていたのだろう。逆にシャルロットを抱き締めてキスをしていた。
ディープで長いキスだった。
「キスガジョウズダネ。」
なぜかこれは日本語だった。
最初は、運が良ければこの日の内に、だめでもいずれ一回限りの相手になれば、くらいに思っていたが、望みを果たした今も、もっと会いたいと思うようになっていた。
この日から恋人同士として付き合う事になった。
その後シャルロットと原宿から明治神宮をデートした時、手をつないで歩いていたのだが、人目が気にならなかった。
既に言った通り、シャルロットはかなり大柄だし、私より少し背も高い。顔も決して美人でも可愛くもない。
それでも誰か知り合いに見られたら堂々と「彼女だよ」と言えただろう。
もっともどう見ても釣り合いのとれたカップルではなかったが。
だが恋人関係の終わりは、ほんの二ヶ月ほどであっさり訪れた。
シャルロットからのメールの返事が遅れがちになり、最後は
「あなたとは良いお友だちでいたいの。色々な話もできるし。」
というメールが来た。それでもいいよ、と返事をだしたが返信は来ず、それきりになった。
白肌の女神のごとし釣り合わず
恋をすれどもうたかたの夢
しばらくして、ひょんな事からシャルロットをあるSNSで見つけた。知り合ったものとは別のSNSだ。
シャルロットの姓が変わっていた。日本人の姓だった。ステータスも「既婚」になっている。
プロファイルの画像に、恐らく旦那と思われる男性と一緒に写っているものが何枚かあった。
私と短い恋人だったのが秋の終わり頃だったが、そのSNSによれば結婚は翌年の春だった。
私との交際を終えてから今の旦那と知り合ったにしては結婚が早すぎる。
想像だが、以前から今の旦那と交際していたが、私と付き合う頃ケンカか何かして別れていたのかも知れない。
私はシャルロットの心の隙間を埋める様な相手だった訳だ。
その後、どちらかが謝って復縁し、私は不要になったという事だ。
まだ心を残していれば、付き合い始めたばかりの私よりも以前から交際していた相手を取るだろう。
あるいは、別れた訳でもなんでもなく、結婚を半年後に控えたシャルロットは結婚前に旦那以外の日本人の男とも遊んでみたくなったのかも知れない。
いずれにせよ、結婚の時期から考えて、私より前からその旦那と付き合いがあった事は確かだと思う。
不思議と怒りは湧いて来なかった。
結婚したのなら、幸せになって欲しいとも思った。
ただやはり、本気になりかけてい
た相手に捨てられたか、遊ばれたのか、と思うと、ちょっと辛くも悲しくも感じた。
今まで、かつてまともだった頃の出会い系などで本気を装って遊び、捨ててきた子たちの気持ちが少しだけ判った気がする。
「カルマ」と言って、過去や前世の悪行の報いをいつか受ける、という考え方があるが、本当なのかも知れない。
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まるでフランス人のような名前を仮名にしたのは、本名もフランス的な響きを持つ名前だからだ。
留学生とは言っても大学院生で、SNSで知り合った時点で修士課程。実際に会った頃には博士課程に進んでいて既に29歳になっていた。
シャルロットとは、件のSNSのメッセージ機能から、メールアドレスを交換し、とお決まりのパターンで始まった。
だがある時からメールの返信が一切無くなった。
勉強が忙しくなったか彼氏でも出来たのだろうと思い、メールを送るのを止めてから一年ほど経った頃、突然シャルロットからメールが来た。もちろん来るものは拒まず。返信を返した。
シャルロットが言うには修士課程修了に向けての研究論文が忙しくなり、返信できなかったのだそうだ。
学部の卒論ならある程度いい加減でも通してくれるが、大学院ともなればそうも行くまいから、さもありなん、と言うところだ。
何度かメールをやりとりする内に、会おうという事になった。シャルロットが住んでいるのは東京から在来線で小一時間ほどかかる、とある市だ。
彼女の大学はそこから一度東京に出て都心部を横切り、更にその先まで行った場所にあるから、学校に通う事だけで一苦労だ。
だからせっかくの休みに東京まで来てもらうのも悪いので、私がシャルロットの住む街の近くまで出向く事にした。
既にSNSのプロファイルの写真を見て判っていた事だが、シャルロットはかなりの大柄だ。ただ西洋人の太り方の特徴なのだろうか、大柄ながらもくびれるところはしっかりくびれている。背も私より少し高い。
プロファイルの画像は数年前に撮られたものだったから、会ってみると撮影時よりは年を取っていた。
ブロンドでウェーブがかかった髪を、首筋のあたりまで短くしていた。
やはり白人だけあって、肌の色は白い。毛細血管が透けるのか、やや赤みがかってみえる。良く見れば細かい金の産毛が多いが、これは白人なら大抵そうだ。こんな事を気にしていては白人女性とは付き合えない。
そして瞳は吸い込まれそうになるほど綺麗な青灰色だ。
取り敢えず、と入った喫茶店で結構色々な話で盛り上がり、話し込んでしまった。
シャルロットは日本に留学しているくらいだからもちろん日本語はできるが、やはり英語の方がリラックスして会話できるようだ。メールのやりとりは全部英語だったから、シャルロットは私が英語も少しはできる事を知っている。
「あなたとは自然な感じで話ができるわ。」
「なぜ?どういうこと?」
「今、私アメリカにいる時と同じ早さで話しているのよ。ほとんどの日本人は、英語ができる人でもこの早さだと聞き取れないみたいなの。」
本当のところは聞き取れない言葉もあり、なんとか判る範囲の言葉から言っている事を推測していたのだ。聞き取るだけで一杯になっていたのだ。
また聞き取りは、練習というほどの事ではないけれど、イギリスのBBCのインターネットラジオをたま聞いていたので、アメリカの発音は苦手だったのだ。
その事を言うとシャルロットは
「でも会話できるんだからノープロブレムよ」
と笑った。
そこから英語の発音の話になり、私がブッシュ前大統領の英語はこう聞こえて全く聞き取れないと、鼻から声を出すようにしてファオファオニャオニャオと言うと、シャルロットは大笑いした。
「彼の英語はテキサスなまりね。あまりきれいな発音じゃないわ。」
なるほどBBCをたまに聞く程度では、聞き取れなくて当然だったようだ。
話が盛り上がってくると、シャルロットが突然こう言い出した。
「私ね、今すごい幸せに感じてるの。私の目を見てくれる?」
話している間気付かなかったが、改めて言われてみると、いつの間にか瞳の色が青灰色から深いコバルトブルーになっていた。その事を言うと、
「やっぱりね。私、幸せを感じると瞳の色が青く変わるのよ。」
瞳の色が変わるという事初めて知った。多分精神状態で瞳孔の開き加減がかわるとか、そんな理由なのだろう。
テーブルにおかれたシャルロットの腕に私の腕を重ねてみた。
拒否はされなかった。それどころか私の手を引き寄せて手の甲を自分の頬に押し当ててうっとりと目を閉じた。
「二人きりになれる場所に行かないか?」
脈あり、と思いシャルロットを誘った。シャルロットは数秒考えて、いいわ、と答えて、その後に付け加えた。
「まさか今日こうなるとは思わなかったけど。」
ホテルの部屋はブラックライトで群青色に照明されて、壁や天井はそれに反応して光る塗料で彩色された絵が描かれていた。
ロマンチックな雰囲気の中シャルロットと私はシャワーも浴びずに抱き合いキスしあいながらベッドに倒れこんだ。
欧米人の感覚では、セックスの前にシャワーを浴びる考えが無い、と何かで読んだ。
汗などの匂いまで含めてナチュラルなままセックスを楽しむのが当たり前。シャワーを先に浴びてしまったらせっかくのナチュラルな匂いを消してしまう。そんな事をするのが理解できないらしい。
これを野蛮ととるか、匂いまで含めて相手を愛する事ができるととるかは個人の自由だ。
これは、特に腋下から分泌されるフェロモンの匂いを感じながらやりたい、と無意識の内に思っているからだ、などとする人もいるが、フェロモンなるものの匂いなど嗅いだ事もないし判らない。今一つ説得力に欠ける説だ。
私の場合、日本人だからセックスの前にシャワーを浴びるか風呂に入るという頭がまずある。だが汗の匂いが付いたままの体を弄び、塩辛い肌を舐めまわすところにフェチ的な興奮と快楽を覚える。
ひとしきりハグとディープなキスを交わし合うと、シャルロットは私の服を脱がせ始めた。たちまち全ての衣服が取り去られる。
シャルロットは私の一物を口に含み、亀頭を舌で転がした。博士課程まで進んだアメリカ人が私にそんな事をしていると思うとたまらなく興奮して一物は大きくそそり勃った。
するとシャルロットはベッドの上に膝立ちになり、私を焦らすようにゆっくりと一枚ずつ服を脱ぎ始めた。その間じっと私の目を見つめ、妖しく微笑んでいる。
ようやくシャルロットの全てがあらわになった。
大柄な体ではあるが、くびれている腰。太っているとか、ましてデブなどとは言いたくない。
ブラックライトの下でも判る真っ白な肌。
巨大な乳房は年齢のせいもあり重力に逆らえなくなっていたが、それでもまだ美しく見えた。
その二つの頂上には淡い色の乳首。乳輪は大きめだが乳房全体の大きさと比べればバランスが取れている。
二つの乳房の間には、汗のせいかいくつもの湿疹ができていた。だがそれは気にならなかった。
下腹部には、髪と同じ金色の茂み。毛の量が少な目だ。金毛のため少なく見えただけかもしれない。
生まれたままのシャルロットは暫く艶しいポーズを取り、そして私の横に横たわった。
今度は私がシャルロットを愛撫し、舐める番だ。
彼女の大柄な体をもて余しながらも前戯を続けていると、シャルロットは「ウーンッ、アーッ」と声をあげはじめた。
「オー、イェアー!!シーッ!ハーッ!!」なんていうのはアダルトビデオの中だけの話だ。
シャルロットの秘処を舐める。彼女のそこはあまり匂いがきつくなかった。ただやはり造りが少し大きい。
やがてシャルロットが「入れて」と頼んだところで挿入。
欧米人は避妊や性病の予防の感覚が強いので、何も言われなくてもコンドームを使う。
シャルロットの中は予想通り大きかった。だから少し緩く感じたが、それでも気持ち良かった。
やがてシャルロットは、それまで「ウーンッ、アーンッ」と声をだしていたのが急に甲高い声で「アンッ!」と言うと力が抜けた。
「イッたの?」
「イッたよ。今度はあなたの番ね。」
そして私は緩くても気持ちの良いシャルロットで射精した。
珍しく、イッた後も離れたくならなかった。
多分気持ちが少し本気になっていたのだろう。逆にシャルロットを抱き締めてキスをしていた。
ディープで長いキスだった。
「キスガジョウズダネ。」
なぜかこれは日本語だった。
最初は、運が良ければこの日の内に、だめでもいずれ一回限りの相手になれば、くらいに思っていたが、望みを果たした今も、もっと会いたいと思うようになっていた。
この日から恋人同士として付き合う事になった。
その後シャルロットと原宿から明治神宮をデートした時、手をつないで歩いていたのだが、人目が気にならなかった。
既に言った通り、シャルロットはかなり大柄だし、私より少し背も高い。顔も決して美人でも可愛くもない。
それでも誰か知り合いに見られたら堂々と「彼女だよ」と言えただろう。
もっともどう見ても釣り合いのとれたカップルではなかったが。
だが恋人関係の終わりは、ほんの二ヶ月ほどであっさり訪れた。
シャルロットからのメールの返事が遅れがちになり、最後は
「あなたとは良いお友だちでいたいの。色々な話もできるし。」
というメールが来た。それでもいいよ、と返事をだしたが返信は来ず、それきりになった。
白肌の女神のごとし釣り合わず
恋をすれどもうたかたの夢
しばらくして、ひょんな事からシャルロットをあるSNSで見つけた。知り合ったものとは別のSNSだ。
シャルロットの姓が変わっていた。日本人の姓だった。ステータスも「既婚」になっている。
プロファイルの画像に、恐らく旦那と思われる男性と一緒に写っているものが何枚かあった。
私と短い恋人だったのが秋の終わり頃だったが、そのSNSによれば結婚は翌年の春だった。
私との交際を終えてから今の旦那と知り合ったにしては結婚が早すぎる。
想像だが、以前から今の旦那と交際していたが、私と付き合う頃ケンカか何かして別れていたのかも知れない。
私はシャルロットの心の隙間を埋める様な相手だった訳だ。
その後、どちらかが謝って復縁し、私は不要になったという事だ。
まだ心を残していれば、付き合い始めたばかりの私よりも以前から交際していた相手を取るだろう。
あるいは、別れた訳でもなんでもなく、結婚を半年後に控えたシャルロットは結婚前に旦那以外の日本人の男とも遊んでみたくなったのかも知れない。
いずれにせよ、結婚の時期から考えて、私より前からその旦那と付き合いがあった事は確かだと思う。
不思議と怒りは湧いて来なかった。
結婚したのなら、幸せになって欲しいとも思った。
ただやはり、本気になりかけてい
た相手に捨てられたか、遊ばれたのか、と思うと、ちょっと辛くも悲しくも感じた。
今まで、かつてまともだった頃の出会い系などで本気を装って遊び、捨ててきた子たちの気持ちが少しだけ判った気がする。
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