出会い系。侘しい絶頂
ヤスコと知り合ったのは、とある出会い系サイトだ。まだ出会い系がサクラや、詐欺サイトへの誘導に毒される以前の事で、真面目な出会いが出来た頃の話である。
ヤスコも私も真面目な出会い募集で登録していた。もっとも私の本心は、真面目を装って出会い、何度かヤレたら捨てる相手さがしだった。
何人かピックアップしてメールを送り、返事が来たのがヤスコだった。正確に言えば、返事は他の子からも来た。だがその後何度かのやりとりで返事が途絶えてしまった。やりとりが続いて実際に逢うところまでいったのがヤスコだったのだ。
ヤスコは人妻だったが、旦那の暴力のために結婚生活が破綻していて、離婚協議の最中だった。知り合った頃はすでに旦那の下を離れて実家で暮らしていた。
そのような状況だったので、新しい出会いを探していたという訳だ。
何度かメールをやりとりして、ヤスコと実際に会う事になった。
それまでに写真を送ってもらっていたので、ヤスコがあまり可愛くはない、というよりもむしろちょいブサだという事はわかっていた。背丈は150無いくらい。ややふっくらした体型だ。初めて体を重ねた時にわかったが、幼児体型だった。
何度かデートを重ねて、確か初セックスの直前だか直後くらいにヤスコの離婚が成立した。
人の心はどう変わるか分からない。ヤスコとデートを重ねるうちに、私とはあまり価値観や嗜好が合わない事がわかってきた。
だがそれにも関わらず、私はなぜかヤスコにどんどん惹かれていった。真面目に将来結婚したいとさえ思っていたのだ。
なぜそんな気持ちになったのか、理由は全く判らない。
それに引き換え、ヤスコの気持ちがどんどん離れて行く事も感じてはいた。
デートの都度、ヤスコは何かにつけて私に文句を言い、苛立ちをあらわにするようになっていった。しかし私は耐えて、どうにかヤスコの気持ちを取り戻したいと思っていた。
それでもデートに誘えばヤスコは応じてくれたし、セックスも時々はしてくれた。もっとも、気持ちは離れているが、形の上ではまだ交際しているので義務的に、という事はヤスコの態度で明らかだった。
そんな冷えきった関係になっていたある日、ヤスコと泊まりがけでのデートの予定を立てた。とある場所のホテルのかなり良い部屋で値段も張ったが、そういうところに一緒に泊まれば少しはヤスコの気持ちが戻るかもしれないという儚い期待もあった。
デート当日。ホテルまで行く途中なんどかヤスコが機嫌を損ねたが、到着までには戻っていた。
部屋に入り、二人して浴衣に着替える。そこはかなり広い部屋で、部屋に何室もあり、部屋風呂の露天温泉までついていた。
一通り部屋を探索し終えると、ヤスコはまだ日も暮れていないのに
「ヤらないの?あたしの機嫌が良いうちにヤっておかないと、また出来なくなるかもよ。」
と切り出した。
ヤスコとどこかに泊まったのはこれが初めてではない。それまでにも何度か宿泊した事があるのだが、せっかくの泊まりがけデートでヤスコが機嫌を損ねてヤれなかった事もあるのだ。
私は、ヤろうかと言ってヤスコとベッドルームに入った。
ヤスコはキスには応じてくれた。小振りのバストの上の、小粒な乳首を舐めれば感じはする。
「舐めなくていいの?」
一物を舐めようか、という事だ。舐めて欲しいと言うと、ヤスコは69の形で私の上に覆い被さった。
気持ちが無い事はわかっている。だがそれでも舐めてくれる事が嬉しかった。ヤスコの舌使いを肉棒に感じながら、私は感謝するように丁寧に目の前のヤスコの秘部を舐めた。
男根がそそり勃ったところで、正常位でヤスコに挿入した。コンドームが無かったので生挿入だった。
両腕を伸ばして体を支え、できるだけヤスコに触れる部分を少なくする。
本当はヤスコを抱き締めながらヤリたいのだが、大分前からヤスコはそれを許してくれなくなっていた。
できるだけ体が触れる範囲を少なくすること。
できるだけ早くイッて終わらせること。
これが、ヤスコが私に課したセックスの約束事だ。
ヤスコから出来るだけ体を離して私は腰を振った。じきに下腹部が甘く痺れるような感覚に襲われた。一旦動きを止めて発射をやり過ごし、挿入を味わい続けたいが許されない。
痺れが電撃のような感覚に変わった瞬間、私は腰を引いてヤスコから肉棒を抜いた。肉棒の律動に合わせて先端から数回、白い粘液がヤスコの腹の上に飛び散った。残りはヒクヒクという動きにあわせて、だらだらと滴りおちた。
射精の快感と寂寞感が重なる。
私が放った粘液の少し濁った白い色が寒々しかった。
荒れ里に積もれる雪の曇り空
放てる胤のいと侘しきや
私はヤスコに、ヤらせてくれてありがとうと礼を言った。ヤスコは私には目を合わさず「うん」と頷く。その時ヤスコは嫌悪感と申し訳なさそうな気持ちをごたまぜにした様な、複雑な表情を浮かべていた。
それから暫くして、私もついに我慢の限界が来て、デートの時にヤスコと大喧嘩してしまった。
家に帰るとすぐに謝罪のメールを送ったがヤスコは受け入れてはくれなかった。
数回のやりとりの後、ついにヤスコは、他に好きな男性がいて結婚の約束をしていると告白した。
おおよそ予想はできていた。
確か、知らなかったとは言え恋人がいるのにセックスした事への詫びと、その恋人と末長く幸せになって欲しいといった返事を返したと思う。
呪縛が解けた。
ヤスコに本気になって、気持ちを取り戻そうと必死になっていたのが嘘のようだった。なんでそんな気持ちになっていたのか、自分でもさっぱり判らなかった。
以前から、これ以上不毛な関係を続けていても無意味だと、どこかで思ってはいたのだろう。一度離れた気持ちは、そう簡単には戻らないものだ。
また、他に男がいそうだと勘づいてはいたが、ヤスコの口から真実を聞くまでは、それを認めたく無いという気持ちもあったと思う。
ヤスコからそれを突きつけられ、ついに我に返った訳だ。
数ヵ月後、ヤスコから件の恋人と正式に婚約したとメールが来た。私は婚約祝いも兼ねてどこかで食事でもしないか、と誘った。返事はOKだった。
その食事の時、ヤスコが婚約者といつ頃出会ったかを聞いた。ちょうどセックスの時に体を離すようにして、すぐにイく事を要求された時期に重なっていた。それまでに、既に冷えた関係になってはいたが、ヤスコが以前にも増して、激しく苛立ちをあらわにするようになったのもその頃からだった。
全て納得がいった。
その後数回ヤスコと会った。もちろん、ただの友達としてだ。
ヤスコは私に嫌な面を見せてきた。婚約者にはもちろん見せていないし、見せられない一面だ。そういったところまで知っている、気の許せるお友達、という訳だ。
ヤスコとは時々メールのやりとりをしていたが、そのうちそれも途絶えた。
今ごろはどうしているだろうか。幸せな家庭を築いていて欲しいものだ。
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ヤスコも私も真面目な出会い募集で登録していた。もっとも私の本心は、真面目を装って出会い、何度かヤレたら捨てる相手さがしだった。
何人かピックアップしてメールを送り、返事が来たのがヤスコだった。正確に言えば、返事は他の子からも来た。だがその後何度かのやりとりで返事が途絶えてしまった。やりとりが続いて実際に逢うところまでいったのがヤスコだったのだ。
ヤスコは人妻だったが、旦那の暴力のために結婚生活が破綻していて、離婚協議の最中だった。知り合った頃はすでに旦那の下を離れて実家で暮らしていた。
そのような状況だったので、新しい出会いを探していたという訳だ。
何度かメールをやりとりして、ヤスコと実際に会う事になった。
それまでに写真を送ってもらっていたので、ヤスコがあまり可愛くはない、というよりもむしろちょいブサだという事はわかっていた。背丈は150無いくらい。ややふっくらした体型だ。初めて体を重ねた時にわかったが、幼児体型だった。
何度かデートを重ねて、確か初セックスの直前だか直後くらいにヤスコの離婚が成立した。
人の心はどう変わるか分からない。ヤスコとデートを重ねるうちに、私とはあまり価値観や嗜好が合わない事がわかってきた。
だがそれにも関わらず、私はなぜかヤスコにどんどん惹かれていった。真面目に将来結婚したいとさえ思っていたのだ。
なぜそんな気持ちになったのか、理由は全く判らない。
それに引き換え、ヤスコの気持ちがどんどん離れて行く事も感じてはいた。
デートの都度、ヤスコは何かにつけて私に文句を言い、苛立ちをあらわにするようになっていった。しかし私は耐えて、どうにかヤスコの気持ちを取り戻したいと思っていた。
それでもデートに誘えばヤスコは応じてくれたし、セックスも時々はしてくれた。もっとも、気持ちは離れているが、形の上ではまだ交際しているので義務的に、という事はヤスコの態度で明らかだった。
そんな冷えきった関係になっていたある日、ヤスコと泊まりがけでのデートの予定を立てた。とある場所のホテルのかなり良い部屋で値段も張ったが、そういうところに一緒に泊まれば少しはヤスコの気持ちが戻るかもしれないという儚い期待もあった。
デート当日。ホテルまで行く途中なんどかヤスコが機嫌を損ねたが、到着までには戻っていた。
部屋に入り、二人して浴衣に着替える。そこはかなり広い部屋で、部屋に何室もあり、部屋風呂の露天温泉までついていた。
一通り部屋を探索し終えると、ヤスコはまだ日も暮れていないのに
「ヤらないの?あたしの機嫌が良いうちにヤっておかないと、また出来なくなるかもよ。」
と切り出した。
ヤスコとどこかに泊まったのはこれが初めてではない。それまでにも何度か宿泊した事があるのだが、せっかくの泊まりがけデートでヤスコが機嫌を損ねてヤれなかった事もあるのだ。
私は、ヤろうかと言ってヤスコとベッドルームに入った。
ヤスコはキスには応じてくれた。小振りのバストの上の、小粒な乳首を舐めれば感じはする。
「舐めなくていいの?」
一物を舐めようか、という事だ。舐めて欲しいと言うと、ヤスコは69の形で私の上に覆い被さった。
気持ちが無い事はわかっている。だがそれでも舐めてくれる事が嬉しかった。ヤスコの舌使いを肉棒に感じながら、私は感謝するように丁寧に目の前のヤスコの秘部を舐めた。
男根がそそり勃ったところで、正常位でヤスコに挿入した。コンドームが無かったので生挿入だった。
両腕を伸ばして体を支え、できるだけヤスコに触れる部分を少なくする。
本当はヤスコを抱き締めながらヤリたいのだが、大分前からヤスコはそれを許してくれなくなっていた。
できるだけ体が触れる範囲を少なくすること。
できるだけ早くイッて終わらせること。
これが、ヤスコが私に課したセックスの約束事だ。
ヤスコから出来るだけ体を離して私は腰を振った。じきに下腹部が甘く痺れるような感覚に襲われた。一旦動きを止めて発射をやり過ごし、挿入を味わい続けたいが許されない。
痺れが電撃のような感覚に変わった瞬間、私は腰を引いてヤスコから肉棒を抜いた。肉棒の律動に合わせて先端から数回、白い粘液がヤスコの腹の上に飛び散った。残りはヒクヒクという動きにあわせて、だらだらと滴りおちた。
射精の快感と寂寞感が重なる。
私が放った粘液の少し濁った白い色が寒々しかった。
荒れ里に積もれる雪の曇り空
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それから暫くして、私もついに我慢の限界が来て、デートの時にヤスコと大喧嘩してしまった。
家に帰るとすぐに謝罪のメールを送ったがヤスコは受け入れてはくれなかった。
数回のやりとりの後、ついにヤスコは、他に好きな男性がいて結婚の約束をしていると告白した。
おおよそ予想はできていた。
確か、知らなかったとは言え恋人がいるのにセックスした事への詫びと、その恋人と末長く幸せになって欲しいといった返事を返したと思う。
呪縛が解けた。
ヤスコに本気になって、気持ちを取り戻そうと必死になっていたのが嘘のようだった。なんでそんな気持ちになっていたのか、自分でもさっぱり判らなかった。
以前から、これ以上不毛な関係を続けていても無意味だと、どこかで思ってはいたのだろう。一度離れた気持ちは、そう簡単には戻らないものだ。
また、他に男がいそうだと勘づいてはいたが、ヤスコの口から真実を聞くまでは、それを認めたく無いという気持ちもあったと思う。
ヤスコからそれを突きつけられ、ついに我に返った訳だ。
数ヵ月後、ヤスコから件の恋人と正式に婚約したとメールが来た。私は婚約祝いも兼ねてどこかで食事でもしないか、と誘った。返事はOKだった。
その食事の時、ヤスコが婚約者といつ頃出会ったかを聞いた。ちょうどセックスの時に体を離すようにして、すぐにイく事を要求された時期に重なっていた。それまでに、既に冷えた関係になってはいたが、ヤスコが以前にも増して、激しく苛立ちをあらわにするようになったのもその頃からだった。
全て納得がいった。
その後数回ヤスコと会った。もちろん、ただの友達としてだ。
ヤスコは私に嫌な面を見せてきた。婚約者にはもちろん見せていないし、見せられない一面だ。そういったところまで知っている、気の許せるお友達、という訳だ。
ヤスコとは時々メールのやりとりをしていたが、そのうちそれも途絶えた。
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コメントの投稿
表現方法、ストーリー、描写ともに素晴らしい文書です。
読んでいて、どんどん引き込まれる自分を感じました。
特に、短い詩が好きです。
また、楽しみにしております。
ありがとうございました。
読んでいて、どんどん引き込まれる自分を感じました。
特に、短い詩が好きです。
また、楽しみにしております。
ありがとうございました。
No title
お越しいただき、ありがとうございました。
過分なお褒めの言葉をいただき恐縮です。
その短い詩ですが、和歌?短歌?もどきでして、専門に勉強した訳でもなく、愛好者の会などに入っている訳でもなく、なんとなくそれらしきものをこしらえています。
最近更新が滞っていますが、よろしければまたお越しください。
過分なお褒めの言葉をいただき恐縮です。
その短い詩ですが、和歌?短歌?もどきでして、専門に勉強した訳でもなく、愛好者の会などに入っている訳でもなく、なんとなくそれらしきものをこしらえています。
最近更新が滞っていますが、よろしければまたお越しください。